羽アリ、何年も出てたのに大丈夫やと思ってた結果

ヤマトシロアリ研究所(運営:株式会社ホリニシ) 堺・泉州を代表する企業

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羽アリ、何年も出てたのに大丈夫やと思ってた結果

この現場、最初に聞いたのは「毎年羽アリは出てたけど、そのうちいなくなるし放置してた」というお話でした。

実際に床下に入ってみると、足をついた瞬間に「フワッ」と沈む感覚があって、嫌な予感がしました。

ライトで照らしていくと、束、大引き、根太、根太受け…
床を支えてる大事な部分が、スカスカに食べられていました。

手で軽く触るとボロッと崩れる状態。
これでは床を支えられるはずがないです。

羽アリって、ただ出てきてるだけの虫に見えるんですが、実際は「中でこれだけ進んでますよ」というサインなんですよね。

今回も、もっと早い段階で気づいていれば、ここまでの状態にはならずに済んだと思います。

これって他人事になりがちなんです。
「うちは大丈夫やろ」「まだ住めてるし問題ないやろ」そう思ってしまう気持ちもすごく分かります。

でも現場を見てると、問題が表に出てから動く家がまだまだ多いのも事実です。

本来は、何も起きていない状態で手を打つのが一番いい。
それが結果的に、費用も被害も一番小さく抑えられます。

先日の関西の地震もそうですが、これから南海トラフの話も現実味を帯びてきています。
床を支える構造が弱っている状態で揺れたらどうなるか。
そこまで考えると、シロアリ対策は単なる駆除の話ではないと思っています。

シロアリをただ悪いものとして見るのではなく、家に入らせないように管理して、きちんと棲み分けるのが僕らの仕事です。

ただ、その前に。
こういう現場があることを、もっと伝えていかないとと感じました。

羽アリを見た時、「あ、出てるな」で終わらせるか、「これ中どうなってるんやろ」と考えるか。

その差が、この状態になるかどうかの分かれ道やと思います。


執筆者
しろあり防除施工士、蟻害腐朽検査士
株式会社 ホリニシ 
代表取締役 堀西 正一郎

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