▼詳細
この写真は、
堺市西区のマンションの1階トイレ部分です。
トイレの床をめっくた所です。
写真を撮った数日前にトイレ、洗面所、玄関などから
茶色い羽アリ(イエシロアリ)が1000匹位大量に出た為、当社に連絡が入りました。
調査してみると、洗面所とトイレと廊下部分のみ床が組んであり、その他の部屋はコンクリートに直接クッションフロアーを張ってる状態でした。
このマンションの材木を使用している場所と言うと、床がある洗面所、トイレ、廊下、和室の押入れだけでした。
シロアリが生息するのに必ず材木が必要です。
マンションオーナー様に
イエシロアリの
生態、
侵入経路、
対策を説明して床をめっくってイエシロアリ駆除を開始しました。
幸いこの部屋は入居者様が出られた後だったので、このような形で駆除することができました。
一番大事な
侵入経路ですが、今回は分厚いコンクリートを食い破ったのではなく、洗面所やトイレやユニットバスの
排水パイプの隙間から侵入していたのです。(別ページに詳細写真あり)
一般の方は、シロアリ被害と言うと一軒家をすぐに連想されると思いますが、実際にはこのような鉄筋コンクリートマンションでも甚大な被害をだすんです。
一般的に、シロアリの食べ物は湿った材木を連想しますが、乾いた材木を食害するシロアリもいます。
(イエシロアリ)
被害はイエシロアリが格段に大きく、駆除の困難さもイエシロアリが格段に上です。
セルロースと言う成分を主食としますので、材木を原料とするものは全て被害対象です。(ダンボール、新聞、発泡スチロール、断熱材、石膏ボード、石油製品など)
その為、鉄筋コンクリートに甚大なダメージはありませんが、侵入する為に通るコンクリートに穴を開けて、構造物の一部に使われる木部、ケーブル、家具、紙類、衣類、タタミなどに被害がでます。
マンションの場合には、洗面所、トイレなどは床が上げてありフローリングが多く、床材や押入れの木部を含む中身全体まで、家具や家具の中身、ピアノ、壁内の木部、石膏ボードなど、生活全体に被害が及びます。
写真1→トイレの床を支えている材木を支えに蟻道を構築している。
写真2、5→トイレの配管から分厚いコンクリートを突破して蟻道を構築している。(アップ写真あり)
写真3→無数の別れ道を構築し、分散して材木を食害している。
写真4→トイレの配管から、四方八方に蟻道を構築している。このような侵入をするので被害があちこちに拡大します。